2012年1月4日水曜日

ありえないことが日常に起こる社会:高速列車13分間逆走行

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 最近、韓国は忙しい。
 国会で催眠弾が破裂したり、高速鉄道が逆走したり。
 なにか、社会全体でタガが外れているようである。
 深層心理の底で北朝鮮の脅威が精神を蝕んでいるのかも知れない。
 北朝鮮にとっては韓国は豊かに太った獲物である。
 チャンスがあれば手を出してくるだろう。

 この恐怖感が潜在的に道徳倫理の退廃を招いているのかもしれない。
 もし、機会を得ることが出来るなら、韓国民は移住したほうがいいように思う。
 実際、そうやっている人も多いが、全てにその機会があるわけでもない。
 それが出来ない残された者は悔しさとおびえの中で暮らすことになる。
 どこかでホットできる息抜きが必要なのだろう。
 ちょっとした、手違いをしてみたくなるのかもしれない。
 

東亜日報 JANUARY 04, 2012 07:52
http://japan.donga.com/srv/service.php3?bicode=040000&biid=2012010420278

KTX、停車駅通り過ぎて13分間逆走行

 停車駅を通り過ぎたKTX列車が乗客を乗せるために、13分間逆走行した事実が分かった。
 韓国鉄道公社(コーレイル)は逆走行した事実を10時間以上監督省庁の国土海洋部(国土部)に報告しないなど、列車の安全に深刻な欠陥があるという指摘が出ている。
 国土部は今年度中に列車運行を統制する管制機能をコーレイルから切り離す方針だ。

●前代未聞の「KTX後進」

 3日、コーレイルによると、2日午後7時3分、ソウル駅を出発して釜山(プサン)へ向っていたKTX357号列車が停車駅の永登浦(ヨンドゥンポ)駅を2.6キロ通り過ぎて、国鉄の新道林(シンドリム)駅付近の線路に停車した。
 この列車は午後7時11分、永登浦駅に停車して乗客を乗せるはずだったが、同駅を走り過ぎてしまった。

 以後、機関士は管制センターに連絡して後続列車を全て停止した後、永登浦駅まで同じ線路を逆走行した。
 この過程で一部乗客は「どうして列車が後戻りするか」と厳しく抗議したりもした。
 列車は、当初永登浦駅出発時間の午後7時13分より13分遅れた午後7時26分になってようやく乗客108人を乗せて出発した。

 コーレイルの運転規定によると、
△線路または列車に故障が発生した場合、
△工事列車、試験運転列車、除雪列車を運転する場合、
△その他、運転上やむをえない場合
に限って列車の逆走行が認められる。
 コーレイルの関係者は、
 「KTXの永登浦駅停車回数が1日4度しかないため、機関士が瞬間的に停車駅を勘違いした」
とし、
 「乗客が待っているため、やむをえない場合と思って逆走行した」
と話した。
 KTXが停車駅を走りすぎて逆走行したのは今回が初めてだ。

 コーレイルのペン・ジョングァン社長職務代行は、
 「後進過程で乗客が不安を感じていたら、弁解の余地がない」
とし、
 「今後このような事故が再度発生しないように取り組んでいく」
と謝罪した。

●逆走行のため管制権を移転

 コーレイルが事故発生から10時間経った3日午前5時に主務省庁の国土部に事故内容を報告したことについて、「手遅れな報告」という議論も起っている。
 国土部の関係者は、
 「コーレイルが翌日の午前5時に事故を報告した」
とし、
 「通常、列車の障害などによる逆走行はすぐには報告しないが、今度は事故に近い状況であったのに報告が遅れたのはなぜかその経緯を調べている」
と話した。

 国土部は列車運行と管制を全てコーレイルが受け持っている点も今度の事故に影響したと見て、今年度中に列車管制権を独立させる方針だ。
 このため、上半期(1~6月)にコーレイルに鉄道管制を委託するという内容が盛り込まれた鉄道産業発展基本法施行令を改正することにした。
 航空機の運航は民間の航空会社が行うが、管制は国土部所属の航空管制センターが統制する航空交通体制を導入するという意味だ。

 ク・ボンファン国土部鉄道政策官は、
 「運行会社のコーレイルが管制まで行う現在の体系は安全に問題が多い」
とし、
 「新しい傘下機関を作るか、鉄道施設を担当する鉄道施設公団に管制権を委託するよう施行令を改正する」
と説明した。




[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版] 2012年01月04日09時02分
http://japanese.joins.com/article/040/147040.html?servcode=400&sectcode=430

機長うっかりミス”KTX、逆走行事故を謝罪

 KTXが停車駅を通過した後に逆行して駅に戻る事件が2日に発生した。
 該当列車は乗客102人を乗せ約10分にわたり線路を逆走行した。
 KTXのこうした逆行は2004年の開通以来初めてだ。

 コレール(鉄道公社)が3日に明らかにしたところによると、ソウル発釜山(プサン)行KTX357号列車が2日午後7時11分ごろに停車駅の永登浦(ヨンドゥンポ)駅を通過した。
 機長は客室にいた列車チーム長から「停車駅を行き過ぎた」という非常連絡を受け列車を止めた。
 約2.6キロメートル過ぎた後だった。
 機長は管制室と連絡を取った後に後進し午後7時22分ごろに永登浦駅に戻り、駅で待っていた乗客108人を乗せて4分後に釜山に向け出発した。
 この過程で乗客は「案内をまともに受けられなかった」と激しく抗議した。
 コレールの彭正光(ペン・ジョングァン)社長代行は3日、
 「案内放送をしたとしても後進する過程で乗客を不安にしたとすれば全面的に誤り」
として陳謝した。
 彭社長は事故原因に対しては、
 「機長が瞬間的に勘違いしたようだ」
と明らかにした。
 平日168回運行されるKTXのうち永登浦駅に停車する列車は上り下り往復4回しかなく、機長がうっかりしたという説明だ。

 しかし該当機長がKTX開通時からのベテランの上、KTXの運転室には全地球測位システム(GPS)を利用して機長にあらかじめ停車駅を知らせるシステムが備えられている。
 このためにコレール内部ですら
 「理解しがたいことが起きた」
という反応だ。
 機長は調査過程で、「GPS案内を聞くことができなかった」と主張したという。

 逆行すべきだったかという批判も出ている。
 コレールは、
 「管制センターで後続列車の運行を調整するなど安全措置を取った上で決められた手順により移動した」
 と明らかにした。
 コレールの「運行取り扱い規定」には、前進運転ができないなど運転上やむをえない場合に後進ができるようになっている。
 だが、今回のことが「やむをえない場合」に該当するかとの意見は分かれる。
 国土海洋部関係者は、
 「いっそ列車の運転を続け永登浦駅で列車に乗れなかった乗客に補償するのが正しかった」
と指摘した。

 国土海洋部の具本煥(ク・ボンファン)鉄道政策官は、
 「今回のことはコレールが運送と管制の両方を担当しているため発生した構造的な問題。
 今年中にコレールから管制権を分離・独立させる」
と明らかにした。
 また、
 「調査の結果、機長と管制官の過失が明らかになれば懲戒する」
と付け加えた。



 ほぼ確実に社会に明日への不安が蔓延しているようだ。


朝鮮日報 記事入力 : 2012/01/17 12:39
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/01/17/2012011701543.html

鉄道公社でまたも列車逆走
首都圏電鉄1号線列車の運転士「家のこと考えていて」駅を通過
地下鉄を含め、半月で列車逆走トラブル3回目

 今月2日、ソウル発釜山行きの韓国高速鉄道(KTX)の列車が、停車駅を通過し逆走するトラブルが発生したが、今度は同じ韓国鉄道公社が運営する首都圏電鉄の電車がまたも逆走する事態が発生した。
 ソウル市都市鉄道公社が運営する地下鉄で起こった同様のトラブルを含めると、この半月の間に3回も、列車が逆走する事態が発生したことになる。
 乗客の安全を脅かす事態が相次いでいることを受け、再発防止に向けた特段の対策を講じる必要がある、と指摘する声が出ている。

 今月15日午後7時47分ごろ、韓国鉄道公社が運営する首都圏電鉄1号線(ソウル地下鉄1号線と直通運転)の清凉里発天安行き列車が、京畿道烏山市の烏山大駅に進入したものの、停車せず200メートルほど走行した。
 その後、同駅で降りられなかった乗客や、列車を待っていた乗客たちが激しく抗議したため、列車は逆走し、烏山大駅に引き返した。
 この列車にはA運転士とB車掌が乗務していた。

 今回のトラブルは、列車を運転していたA運転士が、正しい停車位置でブレーキを掛けなかったことが原因で起こった。
 鉄道公社の関係者は
 「A運転士は『家のことを考えていて、うっかりブレーキを掛ける地点を通り過ぎた』と話した。
 約10秒後にブレーキを掛けたが、列車を正確な位置に停車することができなかった」
と説明した。
 列車は烏山大駅の停車位置より200メートルほど進み、最後尾の車両が烏山大駅のホーム(全長約210メートル)の先端部分に少し接した状態で停車した。

 この事態を受け、A運転士は管制センターに「引き返す」と報告し、同センターから許可を得て列車を逆走させ、烏山大駅の停車位置に止まった。
 今回のトラブルにより、首都圏電鉄1号線のほかの列車の運行に2-3分ほどの遅れが生じた。

 今回のトラブルに対し、鉄道公社の綱紀の緩みが度を越しているとの批判が相次いでいる。
 鉄道公社は今月2日、ソウル発釜山行きのKTXの列車が、停車駅の永登浦駅を通過し、新道林駅まで進んだ後、2キロも逆走して引き返すトラブルを起こしたばかりだ。
 鉄道公社は当時、すぐに国民向けの謝罪文を発表し「職員に対する教育や管理・監督を強化する」と述べたが、それから半月もたたないうちに、再び運転士のミスで列車を逆走させる事態が発生したというわけだ。
 鉄道技術研究院の関係者は
 「運転士は常に列車の運行だけを考えていなければならない。
 運転士がほかの事を考えていて、列車を逆走させるトラブルを起こしたというのは、綱紀の緩みが極限に達していることを意味する。
 (鉄道の安全運行に対する)徹底的な再点検が必要だ」
と指摘した。

 一方、運転士が列車のブレーキを掛けるタイミングがもう少し遅れていれば、大惨事につながっていた恐れもある、と指摘する声も出ている。
 ある鉄道専門家は
 「列車の運行間隔は通常2分30秒程度となっているが、運転士が(停車駅で停車せず)そのまま走行した場合、(列車の追突など)危険な状況に直面していた可能性もある」
と話した。

 鉄道公社の関係者は
 「列車は10秒ほど行き過ぎたが、すぐに引き返したため、大きな混乱はなかった」
としながらも「問題の運転士については直ちに停職とし、懲戒処分に向けた手続きを行っている」と説明した。
 一方、交通研究院のキム・ヨンギュ博士は
 「今回のようなトラブルを根本的に防ぐためには、列車の出発や停車を自動化するシステムを構築する必要がある」
と指摘した。

 なお、今月13日には、ソウル市都市鉄道公社が運営する地下鉄8号線の山城駅でも、列車が停車駅を通過し引き返すトラブルが発生している。






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