2012年1月7日土曜日

サムスン、過去最高の業績

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 サムスンは頑張っているようだ。
 だが、その半分はアップルのパクリから得られたもの
 それがいつまで続くかである。
 主があるから従がパクレる。
 問題はサムスンという従が、アップルに代わって主になれるか、である。
 それができないなら、いつまでもパクラーの名前は消えないし、ナンバーワンの称号も手に入らない。
 と同時に、常に周囲を気にしての商売になる。
 自分で創造できないなら、明日の道は描けない。
 アップルを立てて、それに協力する形でやっていくべきだろう。
 でないと、突然の奈落がやってくることになる。
 この成果をあげられたのもアップルのおかげという感謝がないと、明日はないと思ったほうがいい。


朝鮮日報 記事入力 : 2012/01/07 09:58
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/01/07/2012010700510.html

不況知らずのサムスン電子、過去最高の業績

 サムスン電子は6日、有機EL(OLED)事業の目覚ましい成長を受け、昨年第4四半期(10-12月)の売上高が47兆ウォン(約3兆1200億円)、営業利益が5兆2000億ウォン(約3500億円)を記録したとの速報値を発表した。
 この結果、通期の売上高は過去最高の164兆7000億ウォン(約10兆9300億円)に達し、営業利益は16兆1500億ウォン(約1兆700億円)で、前年(17兆3000億ウォン)に次ぐ記録となった。

 欧州財政危機で世界的に景気が冷え込む中、ノキア、ソニー、モトローラ、エルピーダメモリなどのライバル企業は多額の赤字を出した。
 しかし、サムスン電子は技術力をベースに一人勝ちを収めた。
 半導体、ディスプレー事業は、ライバルの中で唯一黒字を確保した。
 1-2年前まで存在感が薄かったスマートフォンや有機EL(OLED)などの製品も成長軌道に乗った。
 アップルは最近、サムスンの競争力を恐れ、特許訴訟でけん制に乗り出している。

■アップルとの競争で鍛えた力

 好業績に最も貢献したのは、「ギャラクシー」シリーズに代表されるスマートフォンだ。
 サムスンによる昨年のスマートフォン販売台数は1億台で、昨年(2390万台)の4倍以上に増えた。
 証券会社は、昨年のサムスン電子の営業利益は、
 半分(8兆ウォン=約5300億円)が携帯電話端末によるもの
だったとみている。

 2009年には、サムスン電子のスマートフォン市場でのシェアは3.7%にすぎなかった。
 洗練されたデザインと多彩なアプリケーションを持つアップルの「iPhone」には太刀打ちできなかった。

 しかし、サムスン電子は昨年、ギャラクシーS2、ギャラクシーノートなど薄型で画面が鮮明なスマートフォンを相次いで発売し、業界地図を塗り替えた。
 昨年第3四半期にはスマートフォンを2800万台販売し、アップル(1700万台)を圧倒的に上回り、世界シェア1位に立った。
 サムスン電子の申宗均(シン・ジョンギュン)社長は
 「新たに発売するギャラクシーS3は、以前の製品に比べはるかに良い。
 期待してほしい」
と語った。

■半導体業界で唯一黒字

 半導体事業部も不況に打ち勝った。
 サムスン電子を代表する製品は何と言ってもDRAM、フラッシュメモリーといったメモリー半導体で、圧倒的な首位の座にある。
 しかし、昨年はメモリー半導体の価格が過去最低水準まで急落し、困難に直面した。
 業界2位のハイニックス半導体は、昨年第3四半期に2700億ウォン以上の赤字を出した。

 こうした状況でも、サムスン電子は6兆ウォン(約4000億円)の営業利益を出した。
 その理由はシステム半導体(非メモリー半導体)にある。
 メモリー半導体は情報を蓄える役割を担い、システム半導体はデータの演算を行う役割を果たす。
 インテルが市場を掌握しているCPU(中央演算処理装置)が代表的なシステム半導体だ。

 サムスン電子はこれまで、システム半導体には非常に弱かった。
 そこで、サムスンはパソコン市場向けではなく、スマートフォン向けのCPUである応用プロセッサー(AP)を強化する道を選んだ。
 選択と集中という戦略だった。
 スマートフォン市場が急成長すると、昨年第4四半期には、システム半導体の営業利益がメモリー半導体を上回った。

■OLEDなど新製品で危機克服

 液晶パネル事業も昨年はつらい1年だった。
 中国、台湾の低価格攻勢に押され、液晶パネル価格が暴落したためだ。
 LGディスプレーは昨年第3四半期に5000億ウォン(約330億円)という多額の赤字を出した。
 日本、中国のメーカーも軒並み赤字だった。

 サムスンは次世代のディスプレーとされるOLEDで危機を乗り切った。
 液晶ディスプレーに比べ明るく鮮明な上、薄型化が可能なのが強みだ。
 技術は日本のNECが先に開発したが、製品化できずに事業を放棄した。
 サムスンは得意の製造技術力でOLEDの量産に唯一成功した。
 サムスンは昨年、OLED部門で9000億ウォン(約600億円)の営業利益を上げた。





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