2012年1月7日土曜日

米国の新たな軍事戦略と中国のゼニ外交戦略

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CNNニュース 2012.01.07 Sat posted at: 15:08 JST
http://www.cnn.co.jp/world/30005188.html

中国、米国の「迷惑行為」けん制 アジア重視の新軍事戦略で

 中国の新華社通信は6日、オバマ米政権が5日発表したアジア太平洋重視の新たな軍事戦略に関連する論評を掲載し、米国は同戦略の推進で「最大限の用心深さ」を示すべきだとの見解を発表した。

 また、米国は
 「他人の迷惑を考えない乱暴な行為」
を慎むべきだとも主張した。

 新華社は、米国が前向きな態度や冷戦時代のゼロサムゲームの思考を脱却した方法で自らの役目を果たすなら、アジア太平洋地域の安定や繁栄、経済開発を続けられ得る平和的な環境を求める中国の立場に資すると強調。
 その上で、アジア太平洋地域で軍事的な存在感を強化するなら、米国は地域的な論争解決に役立たない軍事力の誇示を控えるべきだと要求した。

 米国の新たな軍事戦略は、軍事費の削減やこれまで長期にわたって維持してきた二つの大規模な地域紛争に同時対処する「2正面戦略」を放棄する方針を表明した。
 新たな軍事戦略の発表に当たり、オバマ大統領は軍事費の削減はアジア太平洋を犠牲にした形では実行しないと強調。
 米軍制服組のトップであるデンプシー統合参謀本部議長は人口の増加、地政学的な側面、経済や軍事的な観点からアジア太平洋への傾斜は必要不可欠であると述べていた。


 中国の反応は至極穏やかですね。
 深く追求すれば中国に跳ね返ってくる可能性が多い。
 跳ね返ってくれば足腰をもがれる可能性がある。
 今は内部を充実して、戦える軍事力を持つこと。
 それが、中国の目標。
 まだまだ、対決するには力不足ということだろう。

 アメリカの軍事戦略の変更はそちこちで議論を吹き出させている。


 おおっと。
 外交ベタの中国がついに「恫喝外交」の旗を下ろしたか?
 次なる外交手法は「ゼニ外交」
 いわく「札束で引っぱたけ」
 成功確率はどの程度だろう。
 でもどれもこれもロクなものがない。
 先天的に中国民族というのは外交がヘタなのかもしれない。


レコードチャイナ 配信日時:2012年1月9日 12時41分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=57692&type=0

「強権的」に南シナ海開発を進めよ!
武力ではなく金で攻勢をかけよ!
―中国官制メディア

 2012年1月6日、環球時報は、広東海洋大学海洋経済・管理研究センター海洋政治戦略研究室の張建剛(ジャン・ジエンガン)主任のコラム
 「南シナ海の開発参加権は武力を使わずとも、金で買える」
を掲載した。

 2011年の中国外交は南シナ海問題が焦点となった。
 中国は海底油田の採掘をスタートさせる狙いがあったが、ベトナムでの反中デモ、フィリピンでの反中感情の高まり、さらにはオーストラリアへの海兵隊常駐に代表される米国の「アジアへの帰還」戦略に直面することになった。

 張主任は南シナ海は中国経済発展の「急所」だと指摘。
 現在、進展している西部大開発よりも南シナ海の開発を優先させるべきだと主張した。
 相手国からどれだけ非難されようとも、中国が実効支配している地域を着々と開発する
 「主導的、策謀的、強権的」方針
が有効だと提言し、他国の開発権については武力ではなく金で買うことで対応すべきだと述べている。


 気がつけば、周りが全部敵になっていたのが、中国外交。
 こんどはあからさまに「ゼニや!」ときた。
 いったいこの国、どうなっている。
 理性のタガが完全に外れてしまっている。





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